食物アレルギーは、原因食物を摂取したのち免疫学的機序を介して症状を呈する現象です。私の息子が卵・牛乳アレルギーなのです。
今回、卵の食物負荷試験を実施することになりました。目的は、血液検査や皮膚検査等で食物アレルギーが疑われても、実際に摂取して症状がでない場合もあり、診断を確定するために行うのです。
試験方法は、自宅で15分固ゆでた卵の卵白を少量づつ摂取して経過観察します。摂取することによりアレルギー反応を起こして危険を伴うため一泊入院します。
試験前には、万が一の時に必要な点滴確保をし、血液検査、問診等を行いました。準備段階から緊張で冷や汗がでてしまい少し時間をおいてから始めることにしました。
塩をかけた卵白0.3gを摂取して、30分後1gを摂取し、30分後増量しようと準備しましたが様子がおかしくなってきたので摂取中止。様子を見ていたら気持ち悪いと言い嘔吐。
結果、陽性が確定されました。
そこで次に実施することは、食物経口免疫療法です。摂取しても安全な少量からゆっくり食べていくことで、体がその食べ物に慣れていき、次第に摂取量を増やしても大丈夫になっていく治療法。漸増法と少量維持法があり、少量維持法でスタートすることになりました。自宅で毎日摂取し、0.01g(米粒半分)からスタートし一週間づつ増やしていく方法です。10週目で0.1gを目指します。
食べられるようになるまでには、長い道のりになりますが食物アレルギーの克服を目指して親子で頑張っていきます!!(ハマッ娘)